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栄養学を学ぶ大学生が小学校で食育の授業

「たべものとなかよくなろう」の授業風景

 豊中市立小曽根小学校(品野義尚校長、358人)で13日、相愛大学(大阪市住之江区、金児曉嗣学長、1462人)で栄養学を学ぶ学生が同校1年生52人に食育についての授業を行った。

 豊中市では、食育の取り組みや目標をまとめた「食育推進計画」を、平成20年(2008)に策定。計画の策定や進行管理を行う食育推進協議会の委員に同大学の教授が参加しており、栄養教諭を目指す学生の実践の場を探していた大学と、給食の食べ残しを減らすなど小・中学校での食育活動の進めたい同市教育委員会の思いが一致し、昨年10月に協定を締結。市立中学校での「お弁当作り中学生親子料理教室」に学生ボランティアが参加するなど協力関係にある。

 授業では学生が、食べ物の働きを紙の人形劇で紹介したり、農家や調理員に扮した寸劇で給食作りに多くの人が関っていることを説明したりして、給食や食事の大切さを伝えた。児童からは「今日の給食から好き嫌いせずがんばって食べたい」「家でもいただきますとちゃんと言いたい」などの声があがった。同校では、今後食べ残しの量を調査し授業の効果を測定する。=情報提供・豊中市(礒野健一)

食育推進計画 小曽根小学校

更新日時 2011/05/13


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