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大商学園高校写真部が写真甲子園に出場

作品を前に部員と話し合う、部長の田中さん(中央)

 大商学園高校(豊中市利倉東1)写真部が、7月26日から北海道東川町で行われる第18回全国高等学校写真選手権大会に初出場を果たした。近畿ブロックからは54校、全国で403校の応募がある中、見事出場する20校の1つに選ばれた。

 開催場所の東川町は1985年に「写真の町」を宣言し、日本で初めて地方自治体によって写真作家賞を制定。国内外のプロの写真家を表彰してきた。同大会は高校の写真部に所属する生徒にも活躍の場を提供しようと、1994年に初めて開催され、「写真甲子園」として全国の高校写真部員の目標となっている。

 大会は3日間行われ、1日ごとに発表されるテーマに沿って3人で写真を撮影し、8枚の組み写真を規定時間内に完成させる。テーマごとに審査され、3日間の合計得点が1番高い高校が優勝となる。撮影場所は東川町や美瑛町など、北海道内の5つの市町。撮影に適した場所を自分たちで探し出し、重い機材を持ちながら走り回るため、写真を撮る感性に加え、体力やチームワーク、決断力などが求められるという。

 大会には、キャプテンの田中夏彦さん(3年)ら3人が参加。札幌市出身という田中さんは「北海道の風景になじみがあるので、それを生かして大会に臨みたい。3人が得意とする風景写真で優勝を目標にがんばります」と意気込みを語った。=情報提供・豊中市(礒野健一)

写真甲子園 大商学園高校

更新日時 2011/07/15


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