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疋田さんが被災地へチーズケーキ

約4000人分のチーズケーキを被災地へ運び、直接手渡したいと疋田さんは話す

 東日本大震災の被災者に笑顔を取り戻してもらおうと、豊中市本町4の「ビストロ疋田」のオーナーシェフ、疋田恒朗さんが8月16日~18日、系列店「カマンベール・ド・ヒキタ」のチーズケーキを宮城県石巻市、仙台市の避難所や仮設住宅の被災者に届ける。
 疋田さんは震災直後、何ができるかと考えた。真っ先に浮かんだのは阪神大震災の時の光景だった。300人分の焼きそばの材料を乗せ、1人で自転車を走らせた。「キャベツとタマネギばっかりの焼きそばだった」と笑うが、焼きそばを食べた被災者が見せた笑顔が忘れられないと話す。
 震災後、店に置いた募金箱に集まった寄金は約50万円になり、自信作の「こだわり卵のベイクドチーズケーキ」約4000人分が用意できた。「チーズ屋だから作れる濃厚な味が特徴」と疋田さん。「デザートを食べるとみんな笑顔になるんです」と話している。
 疋田さんは1つでも多くのチーズケーキを届けたいと、間際まで募金を募っている。問い合わせは「ビストロ疋田」06-6858-0909。(進藤郁美)

更新日時 2011/08/10


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