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あめちゃん袋で復興支援 池田市の吉田晴美さん

生涯学習教室の生徒に作り方を教える吉田さん(中央)

 池田市在住の和紙・パッチワーク作家の吉田晴美さんが、東日本大震災の復興を支援するためパッチワークの小袋・ココロンふくろを制作、販売し、その売り上げをすべて寄付する活動を続けている。
 ココロンふくろは吉田さんのほか、吉田さんが開く大阪市淀川区の生涯学習教室の生徒らも一緒に制作している。「大阪のおばちゃんの『あめちゃん袋』ですね。布は専用に買ったものを使い、デザインも豊富です」。吉田さんの個展など際に1つ300円で販売し、既に売り上げた200個分6万円は、あしなが育英会に寄付。震災・津波遺児のための「東北レインボーハウス」建設に使われるという。
 教室に通う大本由美子さんは「今も耐えてがんばる被災者の方を、少しでもお手伝いしたい」と話した。
 ココロンふくろは7月末に復興ボランティアに参加した尼崎市立身体障害者福祉センターの森嶋孝夫さんが、宮城県南三陸町に持ち込み、現地の人にも手渡された。吉田さんは「支援額は小さいですが、その分ずっと継続していきたい」と話している。(礒野健一)

東日本大震災 吉田晴美

更新日時 2011/08/25


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