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バリアフリー工事に最大200万円の補助金

「単なる住宅改造ではなく、利用者が業者と専門家と一緒に考えて解決する事業です」と話す芳村さん

 地域の生活レベルを向上させる新しい住宅改修補助事業がある。高齢者や障害者らを対象に、住宅をバリアフリーにする工事費用の半額、または最大200万円の補助金が出る「ケア連携型バリアフリー改修体制設備事業」だ。事業区域は豊中市、池田市、箕面市、茨木市。国土交通省が選定したNPO法人「ユニバーサルデザイン推進協会(愛称:ゆにばっぷ)」によって、2013年度までの3年間限定で行われる。
 事業の最大の特徴は補助金利用者の収入制限がないこと。障害のある子どもを持つ人や、高齢の親を引き取る人も利用できるなど、対象範囲が広い。ゆにばっぷ代表理事の芳村幸司さんは「40代や50代の人でも、将来のバリアフリーについて考えてもらえたら」と話している。階段での転倒や風呂場での溺水など、実は家庭内事故での死亡者数は交通事故死よりはるかに多い。補助金が出る期間中にリフォームを検討する価値はありそうだ。今年度の申し込みは11月20日まで。問い合わせは0120-294-279へ。豊中市のコミュニティ政策室などにリーフレットがある。(早川方子)

更新日時 2011/11/03


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