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「石の道・いけだ」彫刻めぐり<18>冨長敦也さん

赤い橋西詰めにある冨長敦也さんの「地平線のある風景」

 「地平線のある風景」が阪急石橋駅北側の通称「赤い橋」西詰めにある。
人間をテーマにした石の彫刻を生み出す冨長敦也さんが1989年に作った。台座の上で人と鳥が向き合う作品で、台座の表現に苦労した。地平線の力強さを表すために、機械を使わず、大きな石板にハンマーを振るい、ノミで形を作ったという。
 冨長さんは世界各地の石切り場に出向いて制作し、「石には産地があり、その誕生の歴史を記憶している。石が生きることの意味を語りかけているようで、その声が聞きたくて、彫り続けている」と語る。(進藤郁美)

更新日時 2012/09/12


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