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池田市立緑丘小の児童が緑の調査

橋口准教授(左奥)と一緒に校区を調査する児童

 自分たちが住む街の現状を知り、未来の街づくりを学んでもらおうと、関西大学政策創造学部の橋口勝利准教授、いけだエコスタッフが池田市と協力して市立緑丘小学校で出前授業を行っている。
 このほど3回目の授業が行われ、4年生61人が10班に分かれ、橋口ゼミの大学生12人と、校区の緑の量や樹木の健康状態などを調査して回った。児童らは「街の中には、校庭より病気にかかった木が多かった」「モミジにハートのマークがあった」「ひび割れた木やコケがはえた木があった」など、気になったことを各自の探検シートに記入した。その後、シートを元に探検マップを作り、班ごとに発表した。
 池田市は2011年に子ども環境基本計画を策定し、出前授業はその一環。身近な植物や動物の調査や、緑視率の調べ方などを通じて、児童たちが環境を守るために何ができるかを考えるプログラムになっている。授業は全6回で、次回は1月に予定。最後には市に提案を発表する。橋口准教授は「自分の街の未来像を提案してもらうことが目的。子どもたちが自分の目や耳で感じたことを発信してほしい」と話している。 (進藤郁美)

更新日時 2013/01/09


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