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劇団金太郎飴が憲法改正問題を題材に上演 8月31日

練習をする劇団金太郎飴のメンバー

豊中市の教職員などでつくる「劇団金太郎飴(あめ)」(山口正和代表、25人)が8月31日、豊中市玉井町1、とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」で、憲法第9条の改正を題材にした舞台「九条は守りたいのに、口下手なあなたへ」(作:永井愛)を上演する。
内容は、主人公の主婦が憲法を世間話でしゃべりまくり、憲法改正の議論に巻き込まれて、賛成・反対の意見を聞きながら自分なりの考えを決しようとする物語。上演時間は2時間。日米安全保障条約や国際貢献をはじめとした9条をめぐる様々な話題が、主婦にもわかるエピソードを通じて紹介される。
 金太郎飴は1986年に、豊中市教職員組合が演劇研究会として旗揚げしたのが始まり。差別問題や冤罪(えんざい)事件、戦争・平和など、人権をテーマに45回ほどの公演を行ってきた。今年は、コンビニエンスストアなどでも日本国憲法関連書籍が並び、憲法改正論議が盛んになり、集団的自衛権についても議論されるため、本当に市民レベルでの憲法論議がなされているのだろうかとの思いで、上演作品を決めた。
 公演は31日の午後1時からと午後4時からの2回。入場料は1000円(中学・高校生、障害者、介護者は500円。小学生以下は無料)。演出を担当する船越聖美さんは「これまで憲法9条が果たしてきた役割や評価を見つめ直し、知らない間に憲法が改正されてしまうということが無いよう、市民レベルで考えるきっかけになればと思います」と来場を呼び掛けている。問合せは山口さん(090-3842-0766)。=情報提供・豊中市(梶川伸)

劇団金太郎飴 憲法9条

更新日時 2013/08/23


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