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高川小学校で救急講習 児童によるAEDキットの「持ち帰り講習」を初実施

講習を受ける児童たち

 豊中市立高川小学校(豊南町東1)で9月6日、小学6年生を対象にした救命講習が行われ、講習を受けた児童が簡易キットを家庭に持ち帰り、内容を伝える「持ち帰り講習」を実施した。

 今年1月に救命力世界一を宣言した豊中市では、1999年から中高生を対象に救命講習を行ってきたが、小学生でもできる行動があると、全国で初めて小学5、6年生向けに救命講習を企画した。家庭で救命について話し合ったり、手当ての方法を覚えてもらおうと、今回は初めて簡易キットの「持ち帰り講習」を開いた。

 この日、午前9時40分から体育館で講習がスタート。6年生59人が、ひとり1体の人形を使って胸骨圧迫やAEDによる応急手当を学んだ。簡易キットを受け取った松田麻鈴さんは、「蘇生法は難しいと思っていたけど、自分でもできることが分かった。おばあちゃんに教えてあげたい」と話していた。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2010/09/07


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