このエントリーをはてなブックマークに追加

豊中出身のバイオリニスト、幸田さと子さんがコンサート

聴衆との一体感の中で行われた幸田さんの演奏

 豊豊中市立中央公民館(曽根東町)3月24日、豊中市出身で神戸市室内合奏団のバイオリン奏者として活躍中の幸田さと子さんを迎え「幸田さと子コンサート&トーク」を開いた。が3月24日、でコンサートを開いた。幸田さんの演奏を身近な場所で楽しんでもらおうという企画で、小学生や近隣の中学生をはじめ、さまざまな年代の約130人が聴き入った。
幸田さんは3歳からバイオリンを始め、1981年に全日本学生コンクール小学校の部で、西日本第1位に入賞。またポーランドのコンクールで受賞するなど国内外でその実力が認められている。東京芸術大学卒業後は東京や大阪、京都などで演奏活動を続け、1999年3月に「川の流れのように/美空ひばり・オン・ヴァイオリン」と「バザンのロマンス/ヴァイオリン名曲集」の2枚を同時リリースしてCDデビューした。「美空ひばり・オン・ヴァイオリン」は大きな話題を呼び、日本レコード大賞企画賞を受賞。これまでにアルバム12タイトルを発表するなど精力的に活動を続けている。
 幸田さんはバイオリンを続ける上で大切にしていることなどを話しながら、フリッツ・クライスラーの「美しきロスマリン」やエドガーの「愛の挨拶」など10曲を披露した。あえて舞台を作らず、客席との一体となった中での演奏とトークだった。
 将来の夢はピアニストという植村芽以さん(10)は「幸田さんの迫力ある演奏をこんなに間近で見ることができて感動しました。音楽との向き合い方など今後の練習に生かせそうな話も多く、とても参考になりました」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)

幸田さと子 全日本学生コンクール小学校 川の流れのように/美空ひばり・オン・ヴァイオリン 「バザンのロマンス/ヴァイオリン名曲集

更新日時 2014/03/26


関連地図情報