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消防救助技術指導会を前に、豊中市消防の隊員が訓練

消防救助技術近畿地区指導会を前にした訓練

 7月26日に開かれる「消防救助技術近畿地区指導会」を前に15日、豊中市消防本部の消防救助技術特別訓練隊3チーム15人が、豊中市消防訓練場(原田中1丁目)で訓練を行った。指導会は大阪府と兵庫県の救助隊員が一堂に会し、高度な救助技術を競い合うもので、優秀な成績を収めた隊員が、千葉県で開催される全国消防救助技術大会に出場することができる。
 種目は水上の部と陸上の部に分かれていて、豊中市からは引き揚げ救助に2チーム10人、障害突破に1チーム5人で挑戦する。引き揚げ救助は地下やマンホールなどでの災害を想定した訓練で、2人が空気呼吸器を着装して塔から降下。要救助者を捜索・搬送し、4人で協力して塔上へ救出した後、ロープ登はんにより脱出する。障害突破は災害現場のさまざまな障害を想定した訓練で、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破する。
 訓練ではそれぞれのチームが、会に出場できる標準記録に近づけるため、動作の確認などを行った。大野俊成消防士長は「これからは最終調整を行い、ベストな状態で本番に臨みたい。この訓練で得た技術を災害現場でも生かせるよう、確実に習得したい」と話していた。
 指導会は大阪市消防局高度専門教育訓練センター(東大阪市)で開催される。上位2位までは全国消防救助技術大会に出場する。各地区の予選会を突破したレスキュー隊の精鋭約1000人が、一堂に集まり行われるので、「救助隊員の甲子園」とも呼ばれている。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.07.19

消防救助技術近畿地区指導会 全国消防救助技術大会 救助隊員の甲子園

更新日時 2014/07/19


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