このエントリーをはてなブックマークに追加

池田市下水処理場を子どもたちが体験見学

池田市下水処理場の見学

 池田市は8月1日、池田市下水処理場(ダイハツ町3-1)で体験見学会を開き、子どもたちは水がきれいになる仕組みを学習した。公募の見学会は2004年から始まり、今年が11回目。
 この体験見学会は、通常は見ることのできない処理場の機械室や計器室、地下の配管などの見学をはじめ、下水の処理過程で活躍する微生物を観察することで、汚れた水がきれいになる過程を体験する。下水道について多くの小学生に知ってもらうため夏休みに開催し、市内の小学校に通う児童33人とその保護者らが参加した。
 一行はまず下水道の仕組みに関するDVDを視聴。その後、子どもたちは2グループに分かれ、1グループは顕微鏡を使い、汚れた水をきれいにする活性汚泥微生物の観察を行った。子どもから「なんか動いてるー」「これなんていうやつ」と大きな声が上がった。
 もう1グループは施設内を見学。雨水ポンプの試運転を見ると、大きな音を立てて水をくみ上げる様子に子どもたちは驚いていた。中央監視室、汚泥処理施設なども見て回った。
 親子で参加していた宮野早映子さんは「小学校で配布されているチラシを見て参加しました。子どもたちも楽しんでいるみたいでよかったです」と話していた。
 処理場の担当者は「下水道はふだん生活をしていてなじみが薄いと思います。この見学会を通じて下水道の果たす役割の重要性を感じてほしい」と思いを語った。見学会は8日にも開催される。=情報提供・池田市(梶川伸)2014.08.03

池田市下水処理場

更新日時 2014/08/03


関連地図情報