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災害に備え、豊中市が簡易トイレ設置訓練

プラスチックダンボールでできた簡易トイレを組み立てる職員

 豊中市は1月5,6両日、豊中市走井2、市中部事業所で、簡易トイレ設置訓練を初めて実施した。大規模な災害を想定したもので、市環境部の職員146人が参加した。
 訓練は、市内で震度6の大規模な地震が発生したと想定。職員が車両に分乗して簡易トイレの保管場所である庄内西小学校(庄本町4)まで移動し、校門や防災倉庫の扉の開錠を確認。簡易トイレ一式を搬出した後、事業所まで戻り、職員が簡易トイレや簡易便座の組立て方や排便収納袋の設置場所を確認した。市環境部は「図上訓練では体験できない、
実際の簡易トイレの組立てや保管場所の確認といった実践的な訓練が大規模災害時には役立つ」と話していた。
 豊中市は2014年に、南海トラフ巨大地震などに備え、災害時に仮設トイレの供給や建物のがれき収集などを円滑にするため、民間事業者と支援協定を締結。災害時には民間事業者から540基の仮設トイレや災害廃棄物の収集・運搬などの支援を受けることになっている。
 今回の訓練は、阪神・淡路大震災から20年の節目を迎えるにあたり、職員自らの役割を認識することを目的に開催された。訓練に参加した環境部職員の畠山栄一さんは「実際に組み立てることで、わかることがあってよかった」と話していた。=情報・提供豊中市(梶川伸)2015.01.07
 

簡易トイレ 南海トラフ巨大地震

更新日時 2015/01/07


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