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豊中で親子エコクッキング教室

エコクッキングの模様

 豊中市は7月22日、食材をむだにしない工夫を学ぶ親子エコクッキング教室を開
催した。小学1年生から4年生までの児童と保護者11組23人の親子が参加。市内
で生産された野菜を使用した、鶏もも肉のカリカリ焼きと洋風煮物のラタトゥイユなどを調理しながら、食材をむだなく使い、おいしい料理をつくるコツを学んだ。
 参加した谷真理さんは「子ども自身が包丁を持って野菜を切り、廃棄する量を見ているので、食材をむだなく使う意識がついたと思う」と語り、娘で小学3年生の桜心さんは「食べられるところまで野菜を切ることが楽しかった。これからは家でお手伝いをしたいと思う」と話していた。
 この催しは、各家庭で子どもと考え食品ロスを減らすことを考えてもらおうと2011年度から開催されている。この日は豊中地域栄養士会トゥデイ(三谷郁子会長、5人)の講師が調理のポイントを説明。例えば、鶏もも肉のカリカリ焼きは、フライパンで使用する油は鶏からでる油を使用する。ラタトゥイユの場合、ナスはヘタをめくってぎりぎりまで、ピーマンは種も、セロリは葉の部分も食材として利用できることを確認した。
 その後、参加者は班ごとに分かれ、エコクッキングポイントを確認しながら役割分担し、調理に取り組んだ。三谷会長は「ナスもヘタを取れば上の方まで食べられるし、ピーマンの種も料理に入れることができる。子どものころから食材をむだにしないことを学び、家庭でも継続して欲しい」と話した。
減量推進課の上野有子主査は「調理後に廃棄する食材は班ごとにビニールにまとめ、廃棄量が容易にわかる工夫をした。これからは廃棄することを意識し、学んだことを家庭でも継続して実践して欲しい」と話していた。=情報提供・豊中市2015.07.27

エコクッキング

更新日時 2015/07/29


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