ちょっと味見を(263) 伊根のさばへし子
自宅の近くのイベントで、京都府漁業協同組合が小さなテントの店を出した。そこで買ったのは、協同組合伊根支部の「さばへし子」だった。伊根は舟屋で有名な町である。
へしこは、塩とぬかで長期間つけ込んだもの。それを切り、焼いて食べる。福井県が本場のようだが、日本海続きで京都府でも作っている。宮津市の友人からその土地のへしこを何度がもらい、それは“浅漬け”だった。
宮津と伊根は近いが、今回のへしこは浅漬けではなかった。塩辛いのに、癖になる。1000円未満だったのも気に入った。(梶川伸)2915.11.12
更新日時 2015/11/12