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豊中市の保健師が熊本へ

熊本に派遣される中尾こずえさん

 熊本地震の支援として被災地に派遣される豊中市保健予防課の保健師、中尾こずえ副主幹が5月2日、淺利敬一郎市長に出発前の報告を行った。
 中尾さんは5月10日から14日まで、熊本県の益城町総合体育館で避難者の健康相談や避難所の衛生対策を行う。中尾さんは「長引く避難所生活で被災者は心身ともに負担がかかっている。少しでも力になりたい」と抱負を語った。
今回の派遣は大阪府からの保健師派遣要請を受けて準備していた。益城町は現在、総合体育館と交流情報センターに約1000人が避難。生活用水の不足などから衛生面に課題があり、ノロウイルスの感染も懸念されている。また車中で寝泊まりする人も多いことからエコノミークラス症候群が起こりやすく、注意の呼び掛けが必要な状態。
淺利市長が「健康に気を付けて被災された皆さんのために頑張ってきてほしい」と話すと、中尾さんは「現地ではメンタルケアも含めて相談に乗り、しっかり支援活動に取り組みたい」と話していた。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.05.02

更新日時 2016/05/02


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