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豊中市立岡町図書館に山田洋次ライブラリー

山田洋次ライブラリー

 豊中市は市出身の映画監督・脚本家の山田洋次さんに名誉市民の称号を贈呈することを記念して9月1日、市立岡町図書館(岡町北)に「名誉市民 山田洋次ライブラリー」を開設した。山田さん著作の図書や山田映画作品の評論図書、日本映画に関する図書のほか「男はつらいよ」シリーズなど映画のDVD86点の展示・貸し出しを行う。
 DVDの貸し出しは市立図書館で初めての取り組みで、作品数は今後も増える予定。岡町図書館の開館は午前10時から午後7時まで(土曜・日曜日、祝・休日は午後5時まで)で、月曜日は休館。
 豊中市には、山田さんが2歳まで過ごした生家が現在もあるとともに、その家が映画「小さいおうち」のモデルにもなっている。2014年には市民グループ「とよなか山田会」の初代代表・能登宏之さんや市の要請で、山田さんが生家を訪問した。市広報誌「広報とよなか」2016年1月号の誌面では、淺利敬一郎市長と山田さんが対談し、家族や地域のつながりを語り合った。
 市は山田さんを豊中市の名誉市民に決め、10月15日に文化芸術センター(曽根東町)で開催する市制施行80周年の記念式典で、名誉市民称号の贈呈式を行う。また同日、山田さんを同イブラリーに招く予定だ。
ライブラリーには、山田さんや日本映画に関連する図書を幅広く展示。DVDは「幸せの黄色いハンカチ」や「学校」シリーズなどの代表作やデビュー作「二階の他人」など昭和30年代の初期の作品までが並んでいる。。
 この日、淺利市長や「とよなか山田会」会員らがライブラリーを訪れた。淺利市長は「市出身である山田監督の作品を多くの人に楽しんでもらいたい」と話し、とよなか山田会代表の武市進さんは、「これを機にさらに山田ファンが増えればうれいし」と話していた。
 9月10日午後2時から、ライブラリー開設を記念して、とよなか山田会初代代表・能登宏之さんによる講演会を開催。山田さんの映画作品や豊中市を訪れたときのエピソードなどを紹介する。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.09.01




とよなか山田会 幸せの黄色いハンカチ 学校シリーズ

更新日時 2016/09/01


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