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中学校ランチ事業:栄養バランスの取れた弁当を学校にデリバリー

購買部に弁当を取りにくる生徒たち

 子どもたちに栄養バランスの取れた昼食を提供し、健全な成長を図る「中学校ランチ事業」がこのほど、豊中市第七中学校をモデル校として始まった。毎朝、弁当購入を希望する生徒数を確認し、事業者に注文すると、学校に直接配送してもらえるというもので、市が1食あたり50円の調理配送委託料を事業者に支払うことで、生徒らは300円で弁当を購入することができるというもの。豊中市教委学校給食課は「来年度まで第七中学校でモデル事業を行い、全市的に展開していくかどうか検証する」と話している。 

 中学生は体格などの差が顕著に現れる時期で、それぞれの成長に応じて食事を取ることが必要との判断から、市立中学校においては学校給食ではなく、自宅からの弁当の持参を基本としている。持参できない生徒は校内にある購買部などでパンやおにぎりを購入しているが、栄養に配慮した弁当を販売してほしいという保護者からの声が年々高まっており、豊中市教育委員会は2009年4月から、近隣自治体でも実施されはじめたスクールランチやデリバリーによる昼食の提供などを検討するようになった。献立は「カレー弁当」「肉じゃが弁当」「サーモンの唐揚げ弁当」など日替わりで、6品目、900キロカロリーほどの栄養豊富なメニューが用意されている。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2011/01/25


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