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押しつけ花物語(49) 花びらをすぐ閉じてしまうアカバナセンブリ

アカバナセンブリ、アカバナユウゲショウ、ヒナソウ、カタバミなど

 アカバナセンブリは自宅近くでは、空き地などでよく見かける。小さなとがった5弁の花びらが愛らしい。ただ、茎は細いのだが固くて乾燥したような手触りで、どうも花とは違和感がある。だから、人によって好き嫌いがあるのではないか。
 その花を摘むと、大急ぎで帰り、押し花にする。花びらはすぐに閉じてしまうからだ。
 たくさん積んでも、3分もたてば半分はしぼんでしまう。開いたままの花でも、小さいので形を残して押すのは難しい。閉じてしまものものは開いた形にしたいのだが、花が小さすぎて、至難の技となる。その結果、紙にあしらったアカハナセンブリの完形は、ごくわずかになってしまった。(梶川伸)2021.06.16

更新日時 2021/06/16


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