このエントリーをはてなブックマークに追加

アジサイだより④都市緑化植物園のアジサイを案内する「この指たかれ」

中川さんはこの時期、虫メガネを使ってガクアジサイの話をする

 豊中市寺内1、服部緑地都市緑化植物園はアジサイが見ごろになった。園内には案内ボランティアグループ「この指たかれ」のメンバーが詰め、親切に案内してくれる。
 アジサイは数百株に及ぶ。一般的なアジサイのほか、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、ウズアジサイ、ヒメアジサイなど、種類が豊富なのが特徴だ。小さな花が大きな花房をつけるアナベル、千葉県・清澄山に自生するヤマアジサイで、花にピンクの縁取りがついた品種などがある。
 「この指たかれ」は2001年に発足し、会員は50人弱。毎日2、3人が当番になり、希望があれば、園内を案内し、時々の花の説明をする。その1人、中川隆之さんは「年間の入場者は約3万5000人で、そのうちの10%を私たちが案内する」と話す。この時期は虫メガネを持ち歩く。ガクアジサイの中心部にはオシベ、メシベの当たるものがかたまっていて、その部分を虫メガネで入園者に見てもらう。「宇宙を感じる」と、中川さんが思うからだ。
 豊中市では新千里東町の「こぼれび通り」のアジサイも、千里中央駅から千里中央公園に向かう人らを楽しませている。(梶川伸)

服部緑地都市緑化植物園

更新日時 2011/06/19


関連地図情報

関連リンク