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阪急ものしり帳⑨ 制服

右の男性は助役で、帽子には金線1本が入っている。撮影は5月30日の梅田駅。日で、半袖と長袖のカッターシャツの駅係員が並んでいた

 阪急電鉄は2010年、創業100年を機に、制服をリニューアルした。
 広報部によると、開業当初の男性の制服は、学生服型の詰め襟だった。1970年の大阪万博に合わせて一新し、以後は背広型が続いている。
 2010年の変更で、男性の場合、上着はダブルボタンからシングルボタンに変わった。半袖カッターシャツはボタンダウン型に変更し、素材はペットボトルなどをリサイクルした再生ポリエステルを採用した。名札も大きくなった。
 制服は季節によって変わる。▽4月から上着を脱いでも良い▽5月から半袖でも良い(クールビズ徹底のため、現在はノーネクタイも可)▽6月から女性はベストを着用しなくても良いが、ベルトは必須▽11月からは上着を着なければならない――など細かく規定されている。
 帽子に注目すると面白い。通常は、つばの上の部分にえんじ色の帯が巻いてあるだけ。助役になると金線が1本入り、さらに上位職の首席助役以上は金線が2本になる。統括駅長には、式典用の帽子が支給され、つばの部分にモールがついていて、華やかさを演出する。(梶川伸)

阪急電鉄広報部

更新日時 2012/06/01


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