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東日本大震災の被災地から子どもたちが池田市を訪問

五月山動物園を訪れた児童ら

 8日(木)、みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」(福島県南相馬市)に通う小学3年~6年生の児童9人とスタッフ4人が池田市を訪れた。
 今回の訪問は、放射能の影響により外で遊ぶ機会が少なくなった児童たちの「外で遊びたい」という声から生まれた企画。「ふみだす未来の教室」はNPO法人トイボックス(大阪市西区北堀江2)が支援した。同法人は市立山の家(五月丘5)の指定管理も行っていて、白井代表の提案で緑豊かな池田市への訪問が実現した。
 7日午後9時に南相馬市のセンターを出発、午前9時に山の家に到着した児童たちは「バスでぐっすり寝れました」と疲れた様子も見せず「公園で遊びたい」「山に行きたい」と元気に話し、五月山周辺施設や五月山動物園(綾羽2)を散策した。山の家でバーベキューをしたり、インスタントラーメン発明記念館(満寿美町8-25)でマイカップヌードル作りを体験したりした。
 白井代表は「被災地ではいまだに虫を捕まえたり、花を摘んだりすることはできません。池田の自然を存分に味わいながら、ただ楽しんで遊んでほしいです」とコメント。
 児童の杉原拓弥(小学3年)君は「とても楽しみにしていた大阪は少し暑いですが、今日はバーベキュー、明日はUSJにいけるので楽しみです」と笑顔で話していた。=情報提供・池田市(進藤郁美)

更新日時 2013/08/09


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