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乳がんテーマに地域健康フォーラム 25人が参加

統計データなどを用いて、乳がんの現状について話をする岡部さん

 「乳がんの基礎知識と治療法」と題した地域健康フォーラム(マチゴト主催)が11月16日、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ(豊中市玉井町1)で開催された。講師は上田病院(豊中市庄内幸町4)の岡部聡寛院長が務め、25人の参加者が、乳がんの自己検診法や最新の治療法などについて、熱心に聞き入った。
 40代後半から50代前半の女性に多く見られる乳がんは、早期発見が最大の予防となる。岡部さんは「2年に1度はマンモグラフィーによる検診を受けてください」と訴えた。参加者から「頻度を上げると放射線が心配」という声が出ると、「マンモグラフィーの放射線レベルは低く、飛行機に乗って成層圏を通過するよりも線量は少ない。海外旅行に行けるのなら、安心して検診を受けて」と、笑いを交えて説明した。
 また、妊娠・出産の経験がない人の方が、経験者よりも乳がん罹(り)患率が高いことを話すと、参加者からは「逆だと思っていた」と驚きの声もあがっていた。(礒野健一)

更新日時 2013/11/18


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