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豊中・椋橋総社に庄本幼稚園児の鯉のぼり

鯉のぼりの下ではしゃぐ園児

 豊中市庄本町1、椋橋総社の境内で4月24日、隣接する私立庄本幼稚園(川辺豊園長、72人)の園児らが作った鯉(コイ)のぼり100匹が掲げられた。総社は鯉にまつわる伝説があるためで、5月中ごろまで飾られる。
 奈良時代の僧・、基がこの地を訪れ、猪名川に橋を架けようとしたが、流れが急でうまくいかなかった。そこで、総社に工事の成功を祈願したところ、どこからともなく無数の鯉が集まって背を並べて魚橋となり、行基はその背にって工事を完成させた。そんな鯉伝説が総社に残っていて、庄本地区では鯉を獲ったり食べたりすることは禁じられ、鯉は神の使いとして大切にされる
 庄本幼稚園はこの話を伝えていこうと、2005年から毎年この時期に、鯉のぼりを手作りして、総社の境内に掲げている。鯉のぼりは長さ約80センチ。容量45リットルの赤・青・黄・オレンジ・ピンク・緑・白の7色のビニール袋を縦半分に切り、画用紙を丸く切り抜いて作った目を取り付け、油性ペンでうろこと園児の名前を書いたもの。川辺園長は「行事を通して鯉伝説を体験することで、園児が大きくなっても覚えてもらえればうれしい。地域の人も楽しみにしてもらっていると聞いているので、地域の風物詩として続けていきたい」と話している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.04.29

椋橋総社 庄本幼稚園

更新日時 2014/04/29


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