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豊中高校の2人が介護施設でボランティア活動

施設の利用者と話しをして交流を深める坂口さん

大阪府立豊中高校(豊中市上野西2、平野裕一校長)の生徒が8月18日、通所介護施設地域密着型通所介護保険施設・株式会社紀豊会シルバーデイハウス寿(庄内西町5、越智紀美子施設長、10人)を訪れ、ボランティア活動をした。
 訪問したのは、2年生の坂口和豊さんと大下翔也さん。ダンス部に所属していることからダンスを披露したり、童謡を歌ったりして、施設の利用者と交流を深めた。坂口さんは「私のおじいちゃんとおばあちゃんは田舎にいて普段会えないので、ボランティア活動をきっかけに高齢の皆さんと触れ合えてよかった。今後も高齢者との関わりを持ちたい」と話していた。
 2011年に大阪府が志学(こころざしがく)という高校生によるボランティア活動推進の取り組みを始めたことから、豊中高校は2年生のカリキュラムの1つとして実施。今年は360人の生徒が参加する予定だ。
 ボランティア活動を行う場所の選定は、生徒自らが見つけていた。2014年からは、市が10代の若者と市民公益活動団体とが出合う場を作りだす事業に取り組んでいることから、市民活動情報サロンを通じて市内の高校にボランティア活動の働き掛けや団体とのマッチングの支援などを実施している。
 2人は華麗なステップや後方宙返り、頭で回転する技などブレイクダンスを15分間披露
すると利用者らは笑顔で拍手をした。その後、頭と体の体操を利用者と一緒に行った。最後にボランティアをしている地域の人の協力を得て、利用者らと一緒に「めだかの学校」や「赤い靴」など童謡11曲を歌った。施設の利用者は「若い世代の人と交流する機会が少ないので、今後も続けてもらいたい」と話していた。
=情報提供・豊中市役所(梶川伸)2016.08.18

更新日時 2016/08/18


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