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福島県須賀川市が豊中市にボタンの苗木を寄贈

ボタンの苗木の贈呈

 豊中市の就航都市で福島空港のある福島県須賀川市が10月27日、豊中市市制施行80周年を記念してボタンの苗木を贈った。須賀川市職員ら豊中市を訪れて手渡した。
 須賀川市は須賀川牡丹(ボタン)園(290種7000株)が今年250周年を迎え、豊中市と同様に記念の年になることからボタンの苗木10を贈呈。豊中市の公園みどり推進 職員らと一緒に豊島公園(曽根南町)に8株、豊中市役所前に2株植樹した。須賀川市観光交流課の羽生尊主幹は「豊中市には震災の時にたくさんの支援を頂いたので、お礼の気持ちも込めて贈ります。きれいに咲いて、市民の皆さんに楽しんでもらいたい」と話している。
 豊中市は東日本大震災発生時に須賀川市に職員の派遣や見舞金、生活必需品を支援するなどしている。2012年には須賀川市と「空港で結ぶ友好都市提携に関する協定」を締結した。
 須賀川市は「牡丹のまちづくり事業」を推進しており、市の花であるボタンの苗を市内の公共施設や企業、各家庭に配布し、市内のどこでもボタンが見られるようにしている。須賀川牡丹園は明和3(1766)年に苗木を現在の兵庫県宝塚市である摂津国から持ち帰って始まった。
 贈呈されたボタンは紫・白・赤・黄・桃の5種類。須賀川市職員と賀川牡丹園保勝会職員の2人が豊島公園で、豊中市職員らに育て方を説明しながら8株を植樹した。続いて豊中市役所に移動。第二庁舎の西側玄関前に2株を植え、記念の看板を設置した。
 保勝会の橋本公助管理次長は、「ボタンはとても育てやすく、須賀川の市民にとっては親しみのある存在。もともと宝塚の花なので、豊中でもしっかりと育ってくれると思う」と話し、豊中市の公園みどり推進課の中村正英課長は「大切に育てたい。市民の皆さんに須賀川について知ってもらえる機会になれば」と話した。
 苗木は2017年4月中旬~5月上旬に花を咲かせる。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.10.31

福島空港 須賀川牡丹園

更新日時 2016/10/31


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