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ちょっと味見を(701) タラ汁

タラ汁

 家庭に恵まれない子どもに里親を見つける運動を、家庭養護促進協会と毎日新聞が半世紀近く続けている。協会は活動資金を得る手段として毎年、えべっさんの3日間、大阪市・今宮戎の門前で福あめを売っている。毎年少しだけ、手伝いに行く。その時は夕方から、近くの美遊というカウンターの居酒屋で、一杯飲んで帰る。
 一番最初は、協会の人と飲む店をさがしていて、ふと入った。突き出しに、小さな塩にぎりが出てきてびっくりした。女将に聞くと、山形県出身だという。料理も山形のものが多く、すっかり気に入った。
 前回はタラ鍋がお薦めだった。そおれにマダタラの子づけ、ガサエビ。いずれも山形の味で、地酒の俵雪の薄濁りを飲みながら食べた。(梶川伸)2017.01.11
 

更新日時 2017/01/11


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