押しつけ花物語
初夏に道端の草むらで、マンテマの花をよく見る。小さな花だが、案外目につく。咲いている期間は短いが。 目につ理由の1つは、色だろう。えんじ色がかった赤で、こ...
カタバミはどこにでもある花だから、かえって見向きもされないかもしれない。しかし、小さな花には透明感があり、私には好きな花1のつになっている。 その透明さは...
アリッサムはニオイナズナとも言う。園芸種であっても、日本人にとっては和名の方が風情がある。特に白い花は。小さな花で、花びらは4枚。 もう少し大きい白い花に...
野菊だとか、野菊の如き、などと形容詞をつけると、どこかか弱い印象を受ける。確かに柔らかい紫色がそんな印象に結びつく。 しかし、実際は強い花ではないか。茎は...
散歩道には田んぼが広がっている。秋は色の変化が楽しい。 稲が次第に黄金色に変わっていく。ヒガンバナが赤く縁取りをする。ニラの花が白いレースのような飾りをつ...
シモツケの名前は、下野(しのつけ)の国で初めて見つけらたことに由来する。低木で、春から初夏にかけて、ピンクの小さい花を咲かせる。 花は密集した塊になってい...
ネジバナは長い茎に、小さなピンクの花がらせん状に咲く。ねじくぎを思わせるので、ネジバナと言うのだろう。 散歩道のネジバナの写真を、フェイスブックに投稿した...
アカバナセンブリは自宅近くでは、空き地などでよく見かける。小さなとがった5弁の花びらが愛らしい。ただ、茎は細いのだが固くて乾燥したような手触りで、どうも花とは...
ハルジオンとヒメジョオンは見分けがつかないと、以前書いたことがある。今回はそのパート2。 空地があれば生えるので、あまり好かれる花ではない。しかし、針のよ...
キキョウソウは自宅そばのちょっとした空き地や、道路わきで咲いている。ただ、見つけにく花だと思う。 細い茎がヒョロヒョロと伸び、先端がちょっと紫になる。その...