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心にしみる一言(347) 虚空蔵菩薩は天国に導いてくれる。ジェット機の運転手やな

久安寺の紅葉

◇一言◇
 虚空蔵菩薩は天国に導いてくれる。ジェット機の運転手やな

◇本文◇
 大阪の紅葉の寺で、好きな場所の1つに、池田市の久安寺がある。そこが気に入ったには、紅葉の美しさもあるが、住職の話が軽妙で楽しかったからだ。2005年に訪ねた時に、本堂の縁で気さくに話していただいた。
 目の前は、虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)から名をとった庭園「虚空園」だった。そんなことから、取り上げた言い方になった。
 天国までジェット機では無理だろうが、現代風な言葉に置き換えながら、楽しい会話が続いた。
 人生と自然を対比しながら、物思うことが大事
 生きる力を存分に使った時に、新しいものを身につける
 紅葉は散ると、チリチリに縮れる。ところが雨にあたると、赤い色が戻る。命というのは大したもんや
 紅葉は毎年散って、毎年青い葉を出す
 そんな言葉がスッと心に入ってきたが、紅葉に包まれた場所だったからだろう。住職の口から出た言葉に「仏教はあやふや」があった。どういう意味か、ちゃんと聞いておけばよかった。(梶川伸)2021.11.17

更新日時 2021/11/17


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