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心にしみる一言(359) えさはドングリ。砂ずりで殻をはずし、口からペッペッと吐き出す

交野いきものふれあいセンターでもらったパンフレット

◇一言◇
 えさはドングリ。砂ずりで殻をはずし、口からペッペッと吐き出す

◇本文◇
 随分前のことだが、友だちとオシドリを見に行こうとなった。そこで、ネイチャー大阪に見られる場所を聞いてみた。
 お教えてもらったの3カ所。大阪府堺市のニサンザイ古墳、奈良市の平城宮跡の北側の池、大阪府交野市の交野いきものふれあいセンターだった。前者2カ所はいるかどうか確認のしようがない。そこで、交野いきものふれあいセンターに行くことにし、電話をしてみた。すると、14時半~15時半が動きが活発だという。
 その時間に合わせて出かけた。池をのぞいてみると、いた。それも、かなりの数が。しかし、カモと一緒に飛んで池の中の遠い場所に行ってしまった。
 そこで、センターの建物へ。資料が展示してあって、望遠鏡が置いてある。職員の男性が1人。事前の相談に乗ってくれた人だった。望遠鏡をオシドリに合わせてくれた。まさに絵に描いたような鳥。
 そこでは給餌をしていると教えてもらった。訪れた時にオシドリが群れていたのは、このためだった。そして、取り上げた言葉。「えさはドングリ1度にたくさん食べて、砂ずりで殻をはずし、口からペッペッと吐き出す」
 活動しない時は、崖下のひさしがついたような場所で、ペアでじっとしていることも多い。さすがオシドリ夫婦だと思ったが、「相手はしょっちゅう変える」という残念な説明。愛らしく見えるオシドリだが、鳴き声はグエッグエッときたなかった。
 このことを思い出したのは、インスタグラムで平城宮跡の北側の池で撮ったオシドリの写真が投稿されていたからだった。自宅から電車の駅2つなので、さっそく行ってみた。残念ながら姿がみえない。池で以前釣池を経営していた人に、運よく出会った。話を聞くと、オシドリは人間を避けるので、見るのは難しいそうだ。(梶川伸)2022.02.04

更新日時 2022/02/04


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