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同窓会のノウハウ② 名簿を作る

 名簿の作成は、同窓会活動の柱の1つだが、豊中市立第九中学校の同窓会総会で事務局長を務めた松本泉さんは「最も苦労したのが名簿の整理でした」と話す。
 卒業生が終身同窓会費を払って同窓会に入会し、名簿に氏名、住所、電話番号を載せていた時代もあったが、昨今の社会情勢を反映してか、現在は名簿への掲載を拒否する人が増えた。同窓会そのものがない学校も多い。
 松本さんらはまず、フェイスブックやツイッター、ブログなどを開設し、インターネットで参加を呼び掛けた。幹事会の仲間にネットに詳しい人がいたのでホームページも作ることができた。松本さんは「ホームページには必ず掲示板を設けておくことを忘れずに」とアドバイスする。
 ネットの環境が整ったら、あとはクチコミで人を集める。連絡を取れる同級生の1人や2人は必ずいるものだ。誰か1人に連絡がついたら、その人が別の誰かを誘う……という風に、細々と集めていく。1人あたり3人に声をかける、と決めるのもいい。一見地味な作業だが、「結局、クチコミが一番効果的」なのだという。
(早川方子)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第42号(2012年8月9日)

更新日時 2012/08/09


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