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夫婦で楽しむWの子育て(34)

◆朝はパパ、夜はママ
 パパは仕事が忙しいから家事や育児を手伝うなんて無理、というのはよく聞きます。でもたくさんのご夫婦を取材させてもらっていて思うのは、「時間の使い方は工夫次第」ということ。例えば、ある共働きのご夫婦は、朝はパパ担当、夜はママ担当と決めているそうです。朝ご飯の支度と洗濯物干し、子どもの保育園送りはパパ担当。その間にママはゆっくり支度をして会社へ。ママは仕事が終わると保育園へ迎えに行き、買い物をして、晩ごはんの支度。夕食は母子で食べ、お風呂もママ担当。パパの帰宅は毎日11時を過ぎているそうです。
 細かい家事分担は決めておらず、掃除は週末に子どもも一緒にしているそうです。平日は子どもと関われる時間が少ないからこそ、朝、保育園に一緒に行くことが、子どもにとってもパパにとっても貴重な触れ合いになっているようでした。
 うちはパパの帰りが遅いから……とあきらめる前に、朝、何か1つでもパパに担当してもらうように考えてみるのもいいかもしれません。男性は、女性が口に出して言わない限り、「うちの妻は何も不満なんてない。家事は任せておいて大丈夫」なんて、思っているかもしれません。
【椹(さわらぎ)寛子さん】
豊中市在住のライターでコピーライター。4歳と1歳児の母。桂幹人さんとの共著に「だから、あんたは不幸やねん~見方を変えれば、人生は逆転する」(日中言語文化出版社)がある。
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第55号(2013年9月12日)

更新日時 2013/09/12


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