ちょっと味見を(116) 里の曙・奄美の杜
レベルを見て買いたくなるものがある。黒糖焼酎「里の曙・奄美の杜」もそうだ。
ラベルは田中一村が描いている。50歳を目前にして、すべてを捨てて、東京から鹿児島県・奄美大島に移り住み、20年ほど奄美の自然を描き続けた。その生き方が、皆を引き付け、タヒチに住んだゴーギャンと重ね合わせる人も多い。
町田酒造の3年貯蔵の焼酎。すっきりした飲み口で、どこかに甘さを感じるように思うのは、黒糖の印象が強いからだろうか。ラベルを目の前にして飲むことにしている。(梶川伸)2015.06.25
更新日時 2015/06/25