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編集長のズボラ料理(169) ご飯とイカの塩辛のミニお好み焼き

ご飯とイカの塩辛のミニお好み焼き

 ご飯が少しだけ余ったらどうするか。茶碗1杯にいかない場合である。
 1番は、余らせないよう、無理して食べ切ることだ。これには2つのパターンがある。1つは、自分1人の食事で茶碗についだら、ほんの少し炊飯器に残ることが判明した場合。これなら、茶碗に継ぎ足せばいいので、それほどの抵抗感はない。
 もう1つは、家族で食べ終わった後で、「ほんの少しだけ残っているけど、誰か食べてくれない?」と声をかけられたケース。ここでは、その少しを新たに茶碗につがなければならない。お腹がいっぱいのうえ、おかずはすべてなくなっている。仕方がないから、冷蔵庫からコンブの佃煮かほぐしたサケの瓶詰めを出してこなくてはならない。
 または、浅漬けの素に漬けたハクサイ出して、洗って切って、皿に入れなければならわずかではあっても、新たに茶碗についで食べるには根性がいる。
 困るのは、ご飯にしよう、もしくはご飯の用意をしよう、と思った時に炊飯器を開けると、ほんの少し残っているケースだ。たいては電気が切ってあるから、冷たくなっている。新たにご飯を炊いた時、冷たい残りご飯は食べる気にならない。新しいご飯を茶碗につぐので、その下にもぐりこませようかとも思うが、それもみみっちい感じがしてしまう。
 小さいながらおにぎりにできれば、十分に使い道がある。焼きおにぎりにする。これは、ビールや酒のつまみにもなる。焼いたおにぎりをおわんに入れ、卵スープを注げば、いっぱしの料理になる(「編集長のズボラ料理」第8回)。問題は、おにぎりもできないような量の場合だ。
 ボールにご飯を入れ、小麦粉、刻みネギ、イカの塩辛、卵を入れ、よくかき混ぜる。フライパンに油をひいて熱し、かき混ぜたものをお好み焼きのように焼く。大さじ4~5杯の小さな円形にして、裏表を焼く方がうまくいく。(梶川伸)2016.02.18

更新日時 2016/02/18


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