このエントリーをはてなブックマークに追加

編集長のズボラ料理(699) キノコの卵焼き  

卵が焦げすぎないように

 自宅から歩いて6~7分の場所に、スーパー「近商ストア」がある。近鉄系列だからこの名前なのだろうが、何だかベタな感じがする。
 住んでいるのは昭和末期にニュータウンとして開発された地域で、近商は当初からある。16年前に、自宅から2分のところに、イオンモールができた。近商は苦戦し、客の数が落ちた。ところが最近は、客が戻ってきている。なぜか。
 イオンの客に比べると、近商の客の年齢層が高い。ニュータウンはいつの間にかオールドタウン化して、僕のような年寄りが増えてきた。その層が近商に足を向ける。どこか懐かしさと安心感がある。その理由は「ベタ」な点にある。
 例えばお菓子を買おうとする。近商には愛知県のマルキンのバウムクーヘンがある。イオンでは入口近くに、神戸の「SHIN FCTRY」が売り場を持っている。この名前の落差。
 互いにテナントも入っている。服は近商がしまむら、イオンがユニクロ。精肉店は、肉よしと柿安。どうも近商の方がべたな響きがある。年寄りにはその方が落ち着くのだ。
 決められた日に近商に買い物に行くと、紙のカードにはんこを押してくれる。1カ月のはんこの数で、ポイントがもらえる。この昔型が年折りにはなじむ。。
 近商に最近、徳島県の農産物を置く狭いコーナーができた。名前は「すきとく(好き徳)」。何とベタな。そこでキノコを安く売っていたので、買って帰った。キノコをたくさん使った卵料理を作ろうと思ったからだ。
 問題は名前をどうするか。オムレツにするか、卵焼きにするか。考えてみたが、定年後クッカーのズボラ料理には、スマートなオムレツよりは、ベタの卵焼きが適しているという結論に達した。
 タマネギをみじん切りにする。フライパンにオリーブオイルをひき、タマネギをゆっくり炒め、塩、コショウを加える。タマネギが茶色に   なってきたら、ボウルに移す。シメジ、マイタケ、シイタケ、マッシュルームといったキノコを乱切りにして、ボウルに入れる。卵(3個くらい)を溶いてボウルに入れ、牛乳も少し加えて混ぜる。味つけは塩、コショウ。
 フライパンにオリーブオイルをひき、ニンニクのスライスを加えて熱し、ニンニクオイルを作る。ニンニクは取り除く。ボウルのものを流し入れ、ゆっくり熱して、混ぜながら円盤状に成形する。下面が焼けてきたらひっくり返し、しばらくしてからふたをして蒸し焼きにする。
 作ってみたら、やや洋風になった。オムレツの名前にした方がよかったかなあ。(梶川伸)2023.11.25
 

更新日時 2023/11/25


関連リンク