編集長のズボラ料理(878) 生モズクとナガイモの白だしポン酢
モズクの販売イメージは定着している。コップ状のプラスチック容器に入っていて、それが3つセットになっている。
いろいろな会社が売っているが、3つのまとめ方も、厚手の紙を使って横並びにしている。談合ではないかと思うほうど、統一性がある。値段も。
モズクは酢と一緒になっている。これも似通っている。違いといえば、土佐酢なのか黒酢なのか、のくらいのものだから、大差はない。
さらに酷似しているのは、酢に浮いているモズクの密度の低さ。つまり量の少なさ。モズクは酢の中で、ゆったりと泳いでいる。だからすぐに食べ終わってしまい、いつも物足りなさを感じる。どこの会社のものも。
3つセットの前は、どのようにして売っていたか思い出せない。一方で3つセットスタイルは増えている。豆腐、玉子豆腐、納豆。それらは、ここ20~30年くらいの傾向だと思う、だとすると、モズクも時期を同じ時期から泳ぎ始めているのかもしれない。
スーパーで時々、生モズクを売っている。これにはつい手が出てしまう。3つセットではない単独。舟形のトレイに入れて上はラップで覆っていたり、ビニール袋に入っていたりで、大ざっぱな売り方。値段もバラバラ。太めだから、モッサリしている。それなのに、手が伸びるのはなぜか。答は簡単。①量が多い。②量の割には安い。
生を買って帰り、台所で1つだけ気づく。酢に漬けていない。当たり前なのだが、3つセットに慣れているから、どうやって食べるかと、ちょっとたじろぐ。答は簡単で、酢を使えばいいのだが、慣れのせいですぐには思い至らない。
モズクは適当な長さに切る。ナガイモは細めの短冊に切る、大葉は千切り。ミョウガは細切り。木の芽は葉だけにする。これらをボウルに入れ、ポン酢、白だしを加えて混ぜる。
生モズクは量が多いから、気にせずに、バクバク食べられる。余れば、モズクの天ぷらにすればいい(編集長のズボラ料理122回)。なくなれば、スーパーに買いに行けばいい。ただし、うちの近くのスーパーでは、いつも売っているわけではないから、3パック組みを買うことになる。そのことは、頭に置いておく必要がある。(梶川伸)2026.06.17
更新日時 2026/06/17