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北摂麺大使㉙ 豊中市・天兎

とり天カレーうどん(単品830円、ごはんとサラダのセットで980円)

 曽根駅前に2013年11月、うどん屋がオープンした。跳ねるウサギのマークが目印の「天兎(てんと)」だ。
店主は、もともと同じ場所で写真店をしていた嶋田浩士さん。「そっちでは商売が難しくなり、どうしようかと考えていた時、うどんは毎日食べたいくらい好きだなと思い、一念発起しました」と話す。うどん学校に通い、妻の美佳さんと協力して店を開いた。
 店名の由来は、夫婦ともに干支(えと)がウサギだから。さらに、「うどん屋と言えば天ぷらなので、それがおいしい店にもなりたい」という思いも込めた。「まだ、天ぷらは3種類だけですが、これからは野菜を使ったものなど、充実させたい。看板メニューの『天兎ぶっかけ』も、肉うどんの肉を入れるなどして、もっと豪華にしていきます」と意欲を見せる。
 今は仕込みが忙しく、昼間の営業だけだが、いずれは夜も開きたいと話す。「厨房の奥からチラッとのぞいた時に、お客さんが笑顔で食べているのが見えると、たまらなくうれしいですね」とはにかんだ。(礒野健一)
【天兎】豊中市曽根東町3-2-1▽06-4866-5770▽11時~14時半▽月曜定休
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第61号(2014年3月13日)

更新日時 2014/03/14


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