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ちょっと味見を(247) 樹乃根・太鼓

樹乃根・太鼓

 バウムクーヘンはオーソドックスなものがいい。そうは思うが、変わり種があると、心が動く。
 遊び仲間と兵庫県丹波市柏原町を散策した際、「まさゆめ さかゆめ」という変わった名前のバウムクーヘンの店が目に入った。店をのぞくと、「樹乃根・太鼓」というネーミングの品がある。店のそばに、ケヤキの大木があって、その根が小さな川を渡っている。「木の根橋」という。それをヒントにした商品名だろう。しかもバウムクーヘンは木の年輪。
 これは買わざるをえない。バウムクーヘンは上品な味。そ中心部に、丹波栗を練ったようかんが詰めてあって、栗の渋皮煮も2つ丸ごと入っていた。ようかん部分も甘さを抑えた上品なあじだった。和洋折衷の品だった。(梶川伸)2015.19.27

更新日時 2015/10/27


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