このエントリーをはてなブックマークに追加

寺の花ものがたり(98)真田庵(和歌山県九度山町)牡丹=4月下旬

2007年4月21日撮影

 2016年はNHKの大河ドラマ「真田丸」で、真田庵も脚光を浴びた。ドラマの主人公、真田昌幸・信繁(幸村)親子が高野山に蟄居(ちっきょ)を命じられ、信州から移り住んだ。しかし、高野山が寒いので、ふもと草案を結んだとされ、それが真田庵と言われえるからだ。ただし、諸説あるらしい。
 高野山に参る際、ふもとの慈光院に寄ることがある。空海の母が高野山に空海を訪ねようとしたが、女人禁制のため慈光院で空海を待ったという逸話が残るので、高野山とセットにする。慈光院に参れば、真田庵は近いので立ち寄ることもある。
 庵は真田にまつわる寺であると同時に、牡丹(ぼたん)の寺でも知られる。数が多いというわけではないが、境内は狭いので、それがかえって一面に咲いている雰囲気を作り出す。花は大きく、色も多い。(梶川伸)2017.04.04

◇真田庵(さなだあん)◇
 和歌山県九度山町九度山1413。南海高野線九度山駅から徒歩10分。0736-54-2218。善名称院とも言う。本尊は延命子安地蔵菩薩。境内自由。真田宝物資料館は有料。(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2017.04.04.01

更新日時 2017/04/04


関連地図情報

関連リンク