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寺の花ものがたり(169) 惠心院(京都府宇治市)紫陽花=6月中旬~下旬

2018年6月7日撮影

 惠心院は小さな寺で、山門も小さいし、本堂も小さい。だから境内も狭い。
 その境内に、所狭しといろいろな花が植えてある。以前、水仙を取材させてもらったことがある。その時、「年中花が咲いているようにしたい。欲張りなんです」という言葉を聞いたのを思い出す。
 境内も狭いのだが、境内から続いた部分がある。庭園のようなスペースで、そこはさらに花が多い。
 その庭園の6月は、中旬から紫陽花(あじさい)が咲く。細い道筋に、並んでいる。一般的な種類が多く、数もそれほど多くなく、30本ほどだろうか。きちんと整理されている庭ではないのだが、自然のままの気取らないところがいい。
 ついつい花をみてしまうのだが、注意書きが張ってある。「お参りしてから」と。

◇恵心院◇
 京都府宇治市宇治山田67。0774-21-3942。京阪宇治駅から徒歩10分。JR宇治駅から徒歩20分。平安時代に空海が開基したと伝えられる。当初は龍泉寺と称された。戦火で焼失した後、1005年に恵心僧都(源信)によって再興された。本尊は十一面観音。境内自由。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2018.06.21

更新日時 2018/06/21


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