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寺の花ものがたり(194) 最御崎寺(高知県室戸市)黄花亜麻=2月上旬~3月上旬

2019年2月9日撮影

 冬のお寺の参拝して、花を見つけるとうれしくなる。花の少ない時期、それも寒い中で咲いていると、私をわざわざ待っていてくれたように感じてしまう。
 友人を案内して四国を回った際、高知県・室戸岬を観光したあと、四国霊場24番・最御崎寺に参拝した。本堂のそばに石仏が並んでいた。そこに黄色い花。
 黄色は目立つ色には違いないが、石仏の色が沈んでいるので、花は一層鮮やかに見えた。名前を知らないので寺の人に聞いてみて、黄花亜麻(きばなあま)だ知った。
 調べてみると、中国南部とインド東部が原産地らしい。晩冬に咲くので、中国では「迎春花」と呼ばれとか。この名前は風情がある。

◇最御崎寺(ほつみさきじ)◇
 高知県室戸市室津2586。JR高知駅から高知東部交通バスで2時間50分、室戸岬下車徒歩30分。0887-23-0024。弘法大師・空海の開基とされる。本尊は虚空蔵菩薩(「こくぞうぼさつ)。境内自由。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2019.01.15


更新日時 2019/02/12


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