寺の花ものがたり
NHKの大河ドラマ「春の坂道」(原作・山岡壮八)が放映されたのは、1971年だった。徳川家康・秀忠・家光に仕えた剣術家・柳生但馬守宗矩(むねのり)の生涯を描い...
奈良の寺をふらりと訪ねると、思いがけない歴史に出会うことがある。矢田丘陵の中腹にある東明寺もそうだった。。 訪れる人が少ない静かな寺。寺の縁起の紙が張って...
四国遍路の36番・青龍寺は、広い道から分かれて寺に向かう。この道がいい。 季節の花が咲く湿地帯があり、その横を歩いて行く。この湿地には、ホテイアオイも咲く...
四国の遍路旅の先達(案内人)をしているころ、「花へんろ」と名づけたシリーズを企画したことがあった。寺には花が多い。そこで花の時期を目指して参拝し、札所以外の花...
奈良時代の僧、行基については教科書でも習った。その行基の墓が竹林寺にある。 寺は行基が建てた49院の1つとされる。文暦2(1235)年、寺の僧によって文殊...
奈良市の奈良公園は広い。その中に東大寺、興福寺、春日大社も含まれると言っていい。3つの社寺と公園との間に塀などの境がなく、開放的な点が特徴となっている。 ...
長谷寺は「花の御寺」と名乗る。桜もいいし、紅葉もいい。しかし、シンボルは牡丹(ぼたん)だろう。 冬牡丹は2度見たことがある。ワラ帽子をかぶった姿は風情があ...
四国遍路で、55番・南光坊は何度も参拝した。この写真を撮った時は、寺よりも花よりも、もっと記憶に残っていることがある。 良い遍路道だけ歩く気楽な遍路旅の先...
四国遍路の別格3番慈眼寺は、標高600メートルの場所にある。山の寺で、空海が修行したとされる洞窟があり、穴禅定と呼ばれる。奥行き100メートルほどの通路を往復...
明日香村の岡寺は、バス道からゆるい坂道を登っていく。西国33所観音霊場の7番札所で、花の寺でも知られ、訪れる人は多い。 その坂道の参道には、小さな寺がいく...