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わが子に伝えたい食卓⑮ トウモロコシスープ

実は玄米にも匹敵するほど栄養価の高いトウモロコシは、夏バテ対策にも。最後に加える水分を牛乳や豆乳に替えると濃厚さが増す

 ジャガイモやニンジンなど、お野菜が抵抗なくいただけ、子どもにウケのいいポタージュスープですが、本来の作り方はバターや牛乳、コンソメなどを使うので、小さな体には消化に少し負担がかかります。わが家では“すりながし”という和食の調理法で作る、あっさりポタージュがこの時期の定番。生のとうもろこしが手に入る季節ならではの、自然の風味を感じることができるさわやかな一品です。
 皮をむいたトウモロコシ(1本)は、包丁を使い、軸から実をこそげ取ります。なべにトウモロコシの実、半分に折った軸、塩ひとつまみ、切手サイズの昆布を3枚ほど加え、ひたひたの水と一緒に火にかけます。程よくトウモロコシが柔らかくなれば、軸と昆布を取り出し、水を適量加え、好きな濃度になるようハンドミキサーなどでポタージュ状に攪拌(かくはん)するだけ。軸さえもおだしとして活用するのがポイントです。夏は冷製もおすすめ。
【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライター兼食育指導士。化学調味料を使わない、体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/

更新日時 2013/07/11


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