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空美ちゃん・空港へ行く⑭大阪飛行援助センター

運航情報官は飛行中のパイロットに気象情報などを無線で提供する=大阪FSCで

 大阪空港の国土交通省大阪空港事務所庁舎4階に、大阪飛行援助センター(FSC)がある。航空機の運航に必要な気象情報や航空情報を提供している。2003年10月に開設された。運航情報官が23人いて、4人が1チームになり24時間体制で業務にあたる。女性は5人、平均年齢は39.6歳という。
 大阪FSCの運航情報官の仕事は、大きく分けて運航援助情報業務と対空援助業務がある。運航援助は、航空測量や遊覧飛行、新聞社のヘリ、個人機など、主に小型航空機の飛行計画を受け付け、審査する。航空機が目的地に到着するまでを監視する。飛行計画に記載されている到着予定時刻から30分(ジェット機は15分)を超えた場合、捜索救難にあたることになっている。先任運航情報官の三浦弘規さんは「年間約11万件の飛行計画を審査する。捜索救難はこの1年間、捜索まで至ったことはない」と説明する。
 対空援助は、近畿・中国地方を飛行中の航空機からのリクエストに応えて、必要な情報を提供する。石見、隠岐(いずれも島根県)、但馬(兵庫県)の各空港の航空機には無線で離着陸に必要な情報を提供している。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」61号(2014年3月13日)

更新日時 2014/03/07


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