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寺の花ものがたり(143) 大蓮寺(京都市左京区)蝋梅=1月中旬~2月上旬

2018年1月22日撮影

 京都市・岡崎公園にある「みやこめっせ」から東大路を超え、西に1筋目の南北の通りは、西寺町通と呼ばれる。名前の通り、寺が建ち並び、その中に大蓮寺はある。
 遊び仲間で以前、洛陽33観音霊場を回ったことがある。大蓮寺も札所になっていて、朱印をもらった。季節の良い時期だった。
 今度は蝋梅(ろうばい)を見ようと、寒い日に訪れた。小さなな山門があり、その横に寺の掲示板があり、蝋梅を配した寺の写真ポスターが掲示してあった。
 境内は狭い。本堂に向かって左手前に、蝋梅の木がある。1本だけだが背は高い。蝋梅は香りが高いので、門をくぐると、もうにおってくる。
 花は満開だった。蝋のような光沢があり、鈍い黄色をしている。枝は花とつぼみであふれていて、そのために香りが強いのだろう。無彩色の本堂や山門を背景にすると、いっそう映える。
 寺の名前にもある蓮は、鉢に植えて並べてある。夏にまた見に行こうと思った。

◇大蓮寺(だいれんじ)◇
 京都市左京区正往寺町457。東山二条・岡崎公園口バス停、または東山仁王門バス停から徒歩4分。075-761-0077。慶長5(1600)年、専蓮社深誉和尚により開山。本尊は阿弥陀如来。ほかに十一面観音を安置し、洛陽33観音霊場8番札所になっている。境内自由。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2017.01.25

更新日時 2018/01/25


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