寺の花ものがたり
2002年の春は続けて2度、養源院を訪れた。1度目は京都国立博物館に行くのが主目的で、観覧の後でそばの三十三間堂を参拝し、さらに養源院に向かった。 残念な...
秋篠寺は人気がある。伎芸天のおかげだろう。 だからと言って、京都の有名寺院のように、参拝客があふれているわkではない。その分だけ静かで、その雰囲気もいい。...
1998年9月22日、台風7号のために、室生寺の五重塔に杉の大木がたおれかかり、塔の一部が変われてしまった。その被害状況を見ようと、10月30日に室生寺を訪ね...
王龍寺を訪ねたのは2度目だった。最初は30年ほど前。奈良市にありながら、山の中の寺というイメージだけが残っている。 今回はバイクで行った。記憶を頼りに向か...
般若寺は秋の秋桜(こすもす)で知られる。しかし最近は、ほかの季節も花に力を入れ、四季を通じて花の寺を演出しているようだ。 2022年1月には、水仙を見に行...
長谷寺は西国観音霊場の1つとしても参拝客が多いが、花の寺としても知られる。秋は紅葉の名所となり、広い境内に赤い色を散りばめ、黒や灰色の伽藍に彩りを添える。 ...
神戸市・有馬温泉は関西の代表的な温泉で、入浴客や観光客が多い。駅から歩いて温泉街の狭い道を行くと、次々に小さな寺が現れる。 境内は広くないので、木の数は数...
四国88カ所遍路は江戸時代に盛んになり、それにつれて各地にミニ88カ所が設けられるようになった。写し霊場という。 遍路の先達(案内人)をしていることもあっ...
四国の遍路は10回あまり経験したが、桜の時期は心がウキウキする。歩くには春が心地よく、春の象徴は桜だから、遍路と桜とは最適な組み合わせといえる。 徳島市の...
花の寺はいくつも行ったが、その中でも元慶寺の桜は特に印象に残っている。それはひとえに、寺の人が口にした言葉のおかげで、そのことは「心にしみる一言」225回でも...