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編集長のズボラ料理(834) ナスのオイスターソース炒めトースト

中華の料理はいろいろ乗せられそうだ

 朝ご飯でトーストを食べることが増えてしまった。なぜだろう。
 理由の1つは、みそ汁にあるような気がする。具はジャガイモとタマネギの組み合わせが好きだが、ジャガイモの皮をむくのが面倒で、朝は敬遠するようになってしまった。
 そこで、インスタントのみそ汁を使ことにした。小袋に生みそが入っているマルコメの「料亭の味」。お碗に入れて湯を注げば、「マルコメ、マルコメ、マルコーメみそ」と歌っているうちにできる。
 具はアオサやシジミなどが少しだけ入っているが、これでは物足りない。そこで、具を加えることになり、それがや面倒くさと思い出した。そんなことも一因で、ご飯からパンへの移行が進んだ。
 スーパーで食パンを買って、トーストにして食べる。ところが、同じ食パンでは飽きてくる。人間は何と飽きやすい動物であることか。いや、僕か。
 高級食パンも人気だが、毎日のトーストでは手が出ない。スーパーや地元のパン屋さんで買う。それでも種類は多い。スーパーによって置いてあるものが違うのもおもしろい。
 歩いて30分、散歩途中に寄るアルプラザ(平和堂)では、「もっちり食パン・滋賀県産小麦」を買ってみた。製造は大阪市の会社だが、平和堂の本拠地の滋賀県の小麦を使っている。だからと言って、味が分かるわけはない。
 自宅からから歩いて8分の近商ストアでは、くらしもあピュアスマイルも買う。1斤99円とべらぼうに安い。味の違いがわかるわけではないが、安さにはこだわりがあるからだ。
 自宅前、歩いて2分のイオンでは、地元・奈良の食品を集めたフェアフェアをしばしば開く。パンもよく並ぶのでか買う。例えば、社会福祉法人・青葉仁会の食パン。味の違いがわかるわけではないが、生地は目が詰んでいて、得した感じになるからだ。
 奈良のパン屋さんでも買う。例えばキャパトルの丸太チーズ、パン工房ほっこり屋のこしあん食パン。味の違いはわからなくても、どんなパンかは名前だけでわかる。
 食パンも種類が豊富で飽きることはない。と思うかもしれないが、トーストばかりしていると、やっぱり飽きがくる。そこで、パンに乗せるものに変化をつける。今回も。
 僕はナスのオイスターソース炒めが好きだ。勤め始めたころ、先輩に連れて行ってもらった中華料理屋さんで知り、中華といえばナスだと確信している。だから、夕食によく作る。
 ナスを輪切り(細いものなら斜め切り)にし、油とゴマ油で炒める。味つけは、だしの素、砂糖、酒、しょうゆ。オイスターソース。夕食で少し残しておいて翌朝、もう1度食べる。食パンにバターを塗り、ナスを乗せ、さらにとろけるチーズを置いて焼く。
 チーズの乗せ方には、こだわりがある。平たい四角のものを使い、3等分にして、ナスの上にゼブラ状にあしらう。どうでもいいが、これも飽きないための技。(梶川伸)2025.10.30

更新日時 2025/10/30


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