編集長のズボラ料理(889) 豆腐とエビの中華スープ煮
フカヒレは何で高いのだろう。高いのを知っているので、それほど強い欲求があるわけではないが、たまにはフカヒレスープを食べてみたい。同じ思いを持っているいる人も多いのではないか。
遍路仲間が月に1度集まって1杯飲む。6人から8人と多めなので、分け合っていろいろ食べられる中華料理の店を選ぶことが多い。
注文の際に、恒例行事がある。誰かが聞く。「フカヒレはどうする?」。頼む気はさらさらないが、一応、考えたふりをする。
「形がある方?ない方?」。そう聞くメンバーもいる。メニューを見ると、単品ではもちろん「ある方」。三日月をもう少し太らせてような形。これは圧倒的に高いから、パスとなる。
「ない方」はセットメニューなどで小さな茶碗に入っていることはあるが、その量では分け分けできないので、やはりパスとなる。遍路仲間の集まりでは、何十回も中華料理屋さんに行ったが、フカヒレなし記録を更新し続けている。
「ない方」ではあるが、思わぬところで食べたことがある。それは回転ずしの「くら寿司」。ふかひれあんかけ茶碗蒸しなるものがあった。400円なので、くら寿司の中では高いメニュー。大トロも及ばない。さすがである。
量の多い茶碗蒸しで、上にフカヒレのあんがかけてあった。考えてみれば、魚介類なので、回転ずしにあってもおかしくない。少なくとも、ケーキよりはいい。量が多いので、一緒に行った娘にも分けようとしたが、それは食べずに別に好物のボタンエビを連続して頼んでいた。何!これも高いやないか。
今回は中華味のスープ煮。残念ながら、フカヒレは使わない。
豆腐は水切りをして、食べやすい大きさに切る。エリンギは縦切り。むきエビを用意する。鍋に水を入れて熱し、まずエリンギ、次に豆腐とエビを加えてに煮る。水はヒタヒタ。味つけはチューブに入った中華の香味ペーストとコショウ。煮物にして食べるが、水を多くしてスープ仕立てにしてもいい。
友人と神戸市・三宮の中華料理屋さん「福興禄飯店」に入ってみた時だった。一品をいくつか頼んだが、「手作りワンタンラーメン」に目が止まった。しかし、ラーメンでは量が多くなりすぎる。そこで、頼んでワンタンだけにしてもらった。ワンタンはスープがわりにした。フカヒレは別だが、やっぱりスープはほしくなる。融通のきく店でよかった。(梶川伸)2026.08.01
更新日時 2026/08/01