編集長のズボラ料理(892) 山形のだし風
遍路仲間の夫婦から、自宅栽培のキュウリをもらったのをきっかけに、キュウリ料理を連日作っては、写真をラインで送り続けた。奥さんが料理名人だからだ。
その間に、予想外のことが2つも起きてしまった。1つ目は、夫婦からもらったキュウリを使い切った日、定年後ファーマーの元同僚から、キュウリが届いたのだ。元同僚のキュウリを調理している時、僕がウリと間違って加賀キュウリをスーパーで買ってしまった。いかにキュウリを使い果たすかの戦いなのに、キュウリを増やすことになった痛恨のミス。
キュウリは続くよ、どこまでも。ラインで送るよ、いつまでも。前回のズボラ料理以降も▽キュウリはさみ竹輪▽キュウリ乗せ冷麺▽シメジのおろしキュウリ乗せポン酢▽キュウリの塩コンブととろろコンブ和え▽キュウリとワカメの白だしワサビ。連続キュウリ記録の更新を続け、最後はキュウリとハムのマヨネーズ和えトースト乗せスイートバジルつき。
使い切ったぞ、喜んだ瞬間だった。何と、名人から反応があり、ラインでレシピが送られてきた。どういうこっちゃ、せっかくキュウリ・ゼロになったところじゃないか。とはいえ、いつも料理ではお世話になっているで、仕方なくスーパーにキュウリを買いに行った。
レシピは「山形のだし風」だった。「ご飯のおとも」ということは知っていたし、何で「だし」なんだろうと気にもなっていた。
ご飯のおともでは、おもしろい経験がある。遍路仲間20人ほどで、バス遍路をした時だった。計画は僕が作った。工夫したのが昼ご飯で、なるべく地元料理を選んだ。
愛媛県砥部町では、ゆうゆう亭の伊予さつまの定食を食べた。焼いた魚を入れたみそを、ご飯にかけて食べる。これにもキュウリが入っていた。僕はおいしいと思ったのだが、他のメンバーにはすこぶる不評だった。天ぷらがついて、それでご飯を食べ、メーンの伊予さつまには手をつけないメンバーもいた。だしを教えられ、つい伊予さつまを思い出した。
送られてきたレシピで作った。キュウリ、ナス、長イモ、軽くゆでたオクラを5ミリ角に切る。ミョウガ、大葉、新ショウガ、コンブは細切り。それらを、しょうゆ、酢、みりん、砂糖、コンブ茶で和える。冷蔵庫でしばらく寝かせる。
せっかく教えてもらったから、だしの利用実績の写真を名人に送った。▽酒のつまみ▽おかゆ乗せ▽冷ややっこ乗せ▽食パン乗せ。以上。だしを作るために買ってきたキュウリが残っていたので、カレーのルーの残り入れて煮て、キュウリは完全消費した。これだけ食べれたので、キリギリスになるのではないかと心配している。(梶川伸)2026.08.11
更新日時 2026/08/11